インタビューケース
【スタンダードプラン:田中さんの撮影事例】※フィクションです
🎥 [オープニング] I=インタビュー T=ご依頼人(田中さんのT)
I: 田中さん、本日はご家族に向けたメッセージを映像として残すお手伝いをさせていただきます。
リラックスして、お話しくださいね。
T: はい、よろしくお願いします。
I: まず、簡単に自己紹介をお願いします。
T: はい。私は田中〇〇、72歳です。元々、高校の教師をしていました。
今は妻の幸子と、のんびり暮らしています。
🎥 [特技&100位以内に入ると思うこと]
I: レガシーボイスでは必ず質問するのですが、
田中さんが「日本全国で100位以内に入っているんじゃないか?」と思うことはありますか?
T: いやぁ、難しいことを聞くね。昔からずっとやってることなら……囲碁ですね。100位以内は無理かなぁ。
たぶん同年代の中では相当強いと思いますが。
I: すごいですね!もしかしたらご家族の中で知らない人もいるかもしれませんね。
T: まだ教えてはいないんですが、いつか孫の一翔と一緒にやりたいなぁと思っています。
I: 「実はこんな特技が」「自慢じゃないけど」というものは、ありませんか。
T: そうだな。一度も電車の乗り換えを間違えたことがないんです。
I: それはすごいですね!
T: 駅名とか路線図を全部頭に入れていて、初めて行く場所でも迷わないんですよ。
これはちょっと自慢ですね。
🎥 [財産の分配について] ※スタンダード or プレミアムプラン
(※財産目録を意識しながら、各財産の分配、贈与、処分について話す)
I:ありがとうございます。この部分は後ほど遺言書のひな形に反映しますね。
T: はい。よろしくお願いします。
🎥 [付言事項(家族へのメッセージ)]
(※家族や友人、恩人に向けて感謝・想いを伝える)
🎥 [クロージング]
I: 最後に、一言お願いします。
T: みんな、ありがとう。私は幸せな人生を過ごしました。
みんな仲良く、笑顔で過ごしましょう。
✅エンディングメッセージとして、家族への日頃の感謝のメッセージビデオとして撮影
✅全国で100位以内に入ると思う、特技や自慢をヒアリング
✅元気に輝いている姿を撮影する(田中さんの場合は囲碁を友人とさしている瞬間)
✅遺言書のひな形を書き起こせる内容をヒアリングする(スタンダードプランおよびプレミアムプラン)
✅財産の処分方法や、家族に伝えておくべきことなどを改めて考えてもらう機会にする
レガシーボイスでは、基本プランのエンディングメッセージ撮影に限らず、
ご家族と過ごす様々なシーンでの撮影プランもご用意しております。
お誕生日やお祝い、結婚記念日、お子さんの結婚式など、
ご家族が集う、さまざまなシーンで、あなたの物語を遺しませんか?
ファミリープロフィールムービーや、お世話になったあの人たちからの、
インタビュー動画制作も、承ります。
また、ご家族やご友人、への、プレゼントとしてのご依頼も可能ですので、ご相談ください。
あなたの声が、いつまでも家族の心に響き続け、あなたの物語が、いつまでも語り継がれますように。
さようならじゃなく、ありがとうを遺しませんか?
ありがとうが、未来への贈り物になります。
★田中さんの物語 『白黒ハイライト』★
囲碁クラブの窓からは、薄曇りの冬空が覗いていた。
午後の柔らかな光が碁石の上に降り注ぎ、白と黒が静かに対峙している。
「今日で決着をつけようじゃないか、田中さん。」
低く太い声に、田中一郎は静かに頷いた。
相手は杉村佐吉。
この町の囲碁クラブで二十年、互いに腕を磨いてきたライバルだ。
幾度も打ち合い、勝ったり負けたりしながら、二人は知らず友情にも似た絆を築いていた。
「今日は、あの子が見てるからなぁ。」
田中がふと目線を移すと、ガラス越しに小さな影が見えた。
小学校六年生になる孫、誠也。
少し猫背気味、じっとこちらを見ている。
彼を囲碁クラブに連れてくるのは、今日が二度目だった。
先月のこと、囲碁に興味などないと断言していた誠也が家に遊びに来て、「囲碁教えてほしい。」と呟いた。
田中は驚き、そして少しだけ誇らしい気持ちになった。
「…よし、じゃあじいじの十八番を教えよう。」
碁盤を取り出し、白と黒の石を並べる。
誠也は最初、ルールが複雑だと顔をしかめたが、田中は丁寧に、ゆっくりと教えた。
~中略~
人生の終盤が近づいていることを、田中は知っていた。
だが、その白と黒の間にある静かな戦いの記憶が、誰かの中に残っていくなら。
それで、十分だった。
そしてその日、誠也が打った初めての一手は、「星」の上に置かれた白だった。
『白黒ハイライト』全文はこちらから
※この物語はフィクションです。